16日に地中海に浮かぶ小国キプロスで、
預金封鎖が行われたというニュースが流れましたね。

ちなみに、
キプロスはここにあります。

http://www.fmc.nu/kb73892/27621

「預金封鎖ってなんなの?」という方もいらっしゃると思います。

それは、銀行からお金が引き出せなくなることです。

引き出そうとしても、「今週は預金が引き下ろせなくなりました」
と告げられます。

これが預金封鎖です。

通常は、その国じゅうの銀行で一斉に行われることが多いです。

引き下ろせなくなること自体は、
国がひっくり返るほどの事態ではありませんが、
問題は、封鎖されているときに何をされるかということです。

今回、キプロスが何をやるかというと、
国じゅうの預金を封鎖して、封鎖している間に
「預金税」を徴収しようということです。

「税率は10万ユーロを超える預金口座については9.9%、
それ以下の口座については6.75%とされており、
徴収税額は58億ユーロに上ると見込まれている。」

と、書かれていました。

つまり、
預金が多い人の場合、
銀行に預けていたお金の10分の1が、無くなってしまうのです・・・

「明日、預金されている金額の10分の1を天引きします」と
銀行がいきなり言ったら、
ほとんどの人が自分の預金をおろそうとして、銀行に殺到しますよね。

そうなると、
銀行の金庫は空っぽになり、
預金をおろせない人も出てきます。

もう、銀行は破綻してしまいますね。

「預金封鎖なんて残酷だし信じられない・・・」
「ありえない・・・」
そう思った方も多いのではないでしょうか?

実は、以前、
日本でも預金封鎖が行われています。

1946年、戦後のインフレの中で、
新円切替が施行されると同時にこの方法が実施されました。

詳しく知りたい方は、こちらを読んで下さい。

http://www.fmc.nu/kb73892/47621

ポイントは
「新円切り替えが施行されると同時に」
というところです。

こちらもちょっとご覧ください。

http://www.fmc.nu/kb73892/57621

少し詳しく言うと、
預金封鎖で引き出すことが制限されている事と並行して
新円の発行を行い、「今までのお金は使えなくなっちゃうよ、
だから新しいお金に交換してね」、ということです。

現実には引き出せないのですから、
結果的には多くの人がお金を失ったということです。

国民が戦前に持っていた現金資産はもとより
国債等債券も同様にほぼ無価値になりました。

これらの措置には、インフレ抑制とともに、
財産税法制定・施行のための資産把握の狙いがありました。

背景には、政府がお金がなくなったので、
戦時国債の償還ができなくなってしまったことがあります。

現在も日本の財政は非常に悪い状況なんので、
預金封鎖をして、国債をチャラにするのではないか?
という憶測も飛んでいます。

そこまではしないと思いますが、
現在、アベノミクスに見られるように、
円安+ちょっとしたインフレで、
気づかないうちに預金の価値が減少しているように感じます。

やっぱり、国っていろんな事ができるんですね。

実際に他国のことながら、こういう現実を見るとそう感じます。

今回の件で感じたことは、
結局は、お金って、持ち続けるのが本当に難しいなということです。

特に、
お金の価値を減少させずに維持するということだけでも、
結構難しいなと思います。

お金を管理・運用することを勉強しないと、
いつ、このようにお金がむしり取られたりするかわからないので、
稼ぐことも重要ですが、お金について学ぶことは重要ですね。