モンゴルと聞いて何を連想されますか。

見渡す限りの広い草原と馬、
ゲルと呼ばれる移動用のテントや遊牧民、
あるいはモンゴル出身の力士でしょうか。

日本人の赤ん坊のお尻に見られる蒙古斑という言葉や
欧米人から見た黄色人種を意味するモンゴロイドという表現もありますね。

そんなイメージや日本人との共通点から何となく身近に感じられる国ですが
モンゴルと日本は今日までビジネスレベルでの交流が
ほとんどおこなわれていません。

モンゴルは中国の一部だと思っている人もいます。
中国の一部である「内モンゴル自治区」にはモンゴル族が多いので、
モンゴルと間違いやすいのかもしれません。

モンゴルは、世界で18番目に国土の広い国ですが、
人口は278万しかおらず、大阪市と同じくらいなんです。

その人口の半分が首都ウランバートルに集中しています。
しかも人口の50%以上が25歳以下の若者です。

男女比が男49.5対女50.5と、女性の方が多く、
町中には元気な女性があふれており活気づいています。

若い女性が多いのは、モンゴルの将来の発展が明るいことを表しています。

新しくオープンした資生堂の高額商品も売れていると言うし、
おしゃれに目覚めた女性たちは必需品だけでなく
贅沢品を含めた消費意欲が強いようです。

女性たちは向学心も旺盛です。

横綱白鵬と、元横綱朝青龍の母親はともにモンゴル国立大学を卒業しています。

同大学は日本でいえば東京大学。

言うまでもなくエリート校で、両横綱を育てたインテリお母さんの力強さに
圧倒されるものがありますね。

教育に関して言うと、モンゴルの識字率は98%以上と非常に高く、大学の数も多い。
歴史的な背景から2ヶ国語、3ヶ国語を操る人も多く、
モンゴル人の基礎学力の高さを表しています。

ちなみに日本には現在約1200人のモンゴル人留学生がいます。

モンゴルは、いろいろな意味でとても身近な国なんです。

時差は日本からマイナス1時間、飛行機でわずか5時間程度の距離しかなく、
成田からの直行便が夏場はほぼ毎日、冬場も週2便が運航しています。

夏場には関空からの直行便もあります。

モンゴル語は、文法が日本語とほぼ同じで、
単語さえ覚えてしまえば英語や中国語よりも簡単に習得しやすいんですよ。

そういえば、モンゴル出身の力士は、日本語上手ですよね。

民族的にも、日本人や韓国人ととても近く、
見た目だけでは国が違うとは判断できないような人も数多く見受けられます。

ただ大きく違うところと言えば、モンゴルの文化は遊牧民の文化であること。

典型的な農耕民族である日本人の気質とは大きな違いがあり、
文化については、アジアと言うよりは
むしろヨーロッパの影響を強く受けているようにも感じます。