フランスのマクロン大統領は
1月19日、海軍基地がある南部のトゥーロンにおいて、
軍の幹部や兵士を前に年頭の演説をした中で、
「国民が兵役に従事する仕組みを作りたい」と述べ、
2001年に廃止されていた徴兵制度を復活させる考えを示しました。

マクロン大統領は、2017年の大統領選で
18歳以上の男女を対象に約1ヶ月間の兵役を課すことなどを
公約に掲げていたそうですが、恥ずかしながら私は全く知りませんでした。

相次ぐテロの脅威に備えるため、
18歳から21歳の男女(約60万人)が対象になりますが、

マクロン大統領が徴兵制復活を言い出したことに
正直驚いたので、今回のメルマガのテーマにしました。

ヨーロッパでは徴兵制が一旦は廃れたものの、
再び導入する国が増えているようです。

現在ヨーロッパで徴兵制がある国は、
ドイツ、デンマーク、オーストリア、フィンランド、
ノルウェー、スイス、ロシアです。

さらに、スウェーデンでは1月から徴兵制を7年ぶりに復活させました。
兵士に志願する若者が減るなか、
近隣の軍事大国であるロシアの武力外交をにらみ
軍事力を強化するためというのがその理由です。

5月には、戦争を含む有事の対応マニュアルのパンフレットを
約470万の全世帯に配布する予定です。

ロシアの脅威を理由に徴兵制を復活させていますが、
実際のところ、ロシアがスウェーデンに侵攻するとは思えず、
政治的な思惑があるのではないかとしか思えません.

昨今、実際にロシアが侵攻しているのは、
グルジア(ジョージア)、ウクライナであり、
旧ソビエトの勢力圏のみなんですけどね・・・。

フランスにもどります。
フランスの意味合いとしては軍隊の体験ということのようです。
その目的は「危機意識高める狙いか」と言われているように
実際のところ徴兵期間は1ヶ月だけということであり、
現実として1ヶ月では兵士として十分な訓練は無理でしょう。

では、なぜ徴兵するのか?

若者を実際に軍隊に放り込むことこそが目的だと言えますが、
それは危機意識を煽ることによって政権維持という
政治的思惑もあると言われています。

また、街を守るガードマン的な役目を担うとも言われています。
実際には移民の増加に伴い、警護の人が足らなくなっているのです。

言い方を変えると、兵員が不足しているので
移民に対応しきれないという現実があるからです。

考えなければいけないのは、徴兵というのは、
このような形ででも復活させることができるということです。
現在徴兵制を実施している先に挙げた国々でも、
実際には、警護だったり、街の清掃などのボランティアであることが多いです。

危惧するのは、実際の戦闘が行われることに至った時、
志願兵のみで成り立たなくなったら、どこの国でもそうですが、
体験入隊としての徴兵は、そのまま兵士として動員するための
徴兵に格上げされることになります。

フランスの 徴兵制復活へむかった時系列を少し列挙してみまと、

・移民が700万人もやって来た
    ↓
・パリ市内は移民が出したゴミの山!
    ↓
・マクロン移民法を改正しようとするが潰される
    ↓
・浮浪移民を警察が追い出すがスグに戻ってくる
    ↓
・警察だけではもはやキャパがオーバー
    ↓
・徴兵制で警備員を増やす予定
    

現在、フランス国民6200万人に対して移民700万人という現状です。
さらには、昨今の連続した凄惨なテロ事件!

自由・平等・博愛を謳い、移民を受け入れてきたフランスですが、
移民政策に端を発した差別が引き起こした結果かもしれません。

(時間がある方はご覧ください)

マクロン大統領は、導入を目指すと見られますが、
徴兵制度の復活には、その効果を疑問視する声や
多額の費用がかかるという批判もあり、
実現に向けて曲折も予想されます。

今後、眼が離せませんね。

どのような理由にせよ、フランスが徴兵制復活というのは、
戦争に一歩近づいたようで、
その意味ではショッキングなことでした。

日本の場合に置き換えてみれば、
そういえば、前防衛相の稲田朋美氏も
同じような徴兵制導入を主張していましたね。

私個人は、単純に「戦争は絶対にしてはいけない!」
という想いだけであり、
そのためにも憲法は変えてはいけないと思っています。

いたってシンプルなことしか考えていないのですが、
本当のところ、日本は、日本人はどう思っているのでしょうか。

私は、小学生の頃、社会科でスイスは永世中立国で
戦争はしないと宣言していること、
そして日本は憲法により戦争はしないと宣言していることを知り、
とても嬉しく感じたことを覚えています。

なぜ世界中がそうしないのだろうかと子供心に感じたものです。

今日のテーマはフランスのことなので、
自衛隊のことをあれこれ書くつもりはないのですが、
日本では若者の自衛隊離れも著しく、
いずれこのままでは維持できなくなると聞いています。

自衛隊員には現時点でもかなりの報酬が出ますので、
格差社会を拡大させて貧乏人に入隊させるという戦略をとったり
そうでなければ徴兵という方法で軍隊に送りこむか、
そんな日が来なければいいと心から願うばかりです。