街を歩くと新緑がまぶしいです。

春を待ちかねたように色とりどりの花が咲き
とても幸せな気持ちにさせてくれます。

前回ご案内した「gacco」を申込みましたよという
嬉しいメールも頂きました。
https://lms.gacco.org/

今後も様々な講座が開かれるようですので、ぜひ楽しんでくださいね。

初めに、英語のちょっと笑える話(トレビア)を5つ。

「アルファベット」という名称は,
ギリシャ文字の1番目である「アルファ」と2番目である「ベータ」が
くっついてできた。

眠れないときに羊を数えるのは,
sheepという単語がsleepと発音が似ていて
自己暗示のような効果があるため。
なので,日本語で羊を数えても実はあまり意味がない。

フリーマーケットとは、
「自由な市場」という意味ではなく、
英語で書くと「flea market」で、
意味は「蚤(のみ)の市。がらくた市。」

サランラップは開発者2人の妻たちが思いついたため,
彼女たちの名前を取ってつけられた。
サランラップ=Sarah(サラ)+Ann(アン)+wrap(包むの意)

ハイジャック(hijack)」の語源は
「ハーイ、ジャック君」である。
西部開拓時代に頻発していた列車強盗の、
機関士を脅す言葉が “Hi, Jack!”だったところから来ているとのこと。

さてさて、今日の本題です。

ハンバーガーチェーン最大手の「マクドナルド」で
4月1日から、ひそかにバーガー類へのトッピング無料増量サービスが
始まったのをご存知ですか。

増量に対応しているのは、ピクルスとオニオン、ソース類だけなのですが、
マクドナルドを運営している日本マクドナルドからは
正式にはサービス開始のアナウンスはありません。

店頭でも張り紙はしていません。

裏メニューなんです。

なぜ発覚したかというと、
店のクルー(店員)と思われる人が、ツイッターで
「トッピングの増量ができるようになったのに誰も頼まない」
というつぶやきをしたから。

その後、店頭での「成功例」が次々と投稿されて
ネット上で大きな盛り上がりを見せたのです。

東京のある店舗で、
「ピクルスとオニオン多めでお願いします」と実際に頼んでみると
クルーは驚いた素振りも見せず、
「ピクルスとオニオン多めですね」と、
笑顔で注文をレジに打ち込んだそうです。

レシートには、「ピクルス オオメ」「オニオン オオメ」の表記。

渡されたバーガーのパッケージには「Made for you.」の
シールが貼られ、特別に注文されたことがわかるようになっていました。

マクドナルドは明らかに何かが変わったと思いませんか。

同社では今、客数の減少が続いています。

既存店の客数は、2013年5月から前年割れを続けており、
売上高も今年1月こそプラスになりましたが、
2月と3月は再びマイナスに転じています。

同社の強さは、「徹底的な効率化により、安定したサービスと
手頃な価格」で商品を提供してきた点にあります。

しかし、主力商品の値上げ、外食産業の競争激化、コンビニの台頭、
より高い水準のサービスや高付加価値の商品を求める
消費者の増加などによって、サービスと商品を含めたブランドとしての
競争力が低下していったのです。

いま、マクドナルドは、従来の「効率やスピードを重視する姿勢」からの
脱却が急務になっています。

今回のサービス導入に関して、サラ・カサノバ社長兼CEOは
「お客様をすべての中心に置くことが私の使命だと考えており、
注文がきてから作り始める“Made for You”というシステムこそ
強みを生かせる」と話しています。

「トッピング増量」開始の“英断”からは、
マクドナルドの企業としての姿勢の変化が垣間見えます。

消費者目線という戦略を鮮明にするために
今回の裏メニューに踏み切ったようです。

また、新商品にもマクドナルドの変わろうとする姿勢は現れています。

例えば4月17日には、「アボカドバーガー」を発売しました。
アボカドをメインの素材として使うのは、同社としては初めてのことです。

バンズも従来とは異なる新タイプのチャパタを開発する力の入れようです。

ビーフ、チキン、エビの3種類をラインアップしており、
いずれも399円(単品、税込み)で販売しています。

また、子供向けセットメニューとして、
ミートソースを使ったバーガーも期間限定で発売するようです。

4月の初めには朝食メニュー「ビッグブレックファスト」も投入しており、
様々な新商品を矢継ぎ早に投入することで、客数増につなげたい考えです。

さらに、同社は今年になって全従業員を対象にした
新しいホスピタリティー教育を始めました。

店舗での居心地やサービスを重視する消費者が増えていることもあり、
サービス品質の強化に乗り出した形です。

「効率化重視の時代は終わった」と、
ある外食企業の幹部がつぶやきました。

消費者が賢くなっている今、他社と比較した単純な「安さ」ではなく、
商品とサービスを合わせた総合的な体験で、
価格以上の価値をしめすことが求められています。

サービス向上にかかる費用はコストではなく投資であり、
優秀な人材の獲得をふくめ、外食産業各社はしのぎを削っています。

当然のことですが、
ピクルスの増量だけでマクドナルドの業績が回復すると考える人は
誰もいないでしょう。

しかし、その行動には同社の「脱!効率化」の姿勢がうかがわれます。
デフレ下で勝利の方程式を築き上げた同社が
次の成長軌道へ進んでいくためには何が必要か。

カリスマ経営者と称された原田泳幸氏からバトンを受け継いだ
カサノバ氏の試行錯誤は続いています。